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インド・モプンチュケット村における移動耕作と持続的発展の可能性

氏名: ユウ ハイチョウ
国籍: 中国
早稲田での所属: 政治経済学部 4年


2016年の夏、私たちのクラスは北インドにあるナガランド州まで足を伸ばし、アオ族* が住んでいる地域、モプンチュケット村を1週間にわたり見学してき ました。この地域では「移動耕作」という農耕法が幅広く使われています。このレポートでは同地域で学んだ移動耕作の持続可能性について、そしてより持続可 能性の低い開発分野について報告したいと思います。
 

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第一日目。モプンチュケット村の概要を知るため、歩きまわりました。

haichao3.jpg

釣りをしました。川の石に座り、本当の漁師の気分でした。

まず、簡単に説明すると、「移動耕作」は環境にやさしい科学的かつ先見的な休閑システムであり、土壌肥沃度を回復させるため、数年ごとに耕作地を移動させ る農耕法です。この移動耕作は何千年にもわたりナガランドの住民たちに利用されてきました。この地域の景色や畑の様子を考えると、この方法により、環境が よく保護できています。この見学をとおし、賢明な資源管理と持続可能性の高い土地利用の必要性を強く実感しました。

さらに、移動耕作は村 のすべての農家がかかわる集団的活動であるため、地域の共同体意識を高めています。換言すると、移動耕作により、共同体の持続可能性がより高くなります。 滞在中、人間と大自然の関係だけではなく、人間同士の間にある密接な関係もみてとることができました。その村の住民の間には、魔法のような強い絆がありま した。一度、ある住民に「この村の人でも、たまに苦労せずして利益を得たくなったりしませんか?」と聞くと、「だれも自発的にそんな行為はしませんよ」と の答えを頂きました。その村では、ほかの村人を騙したり、自分の仕事を怠けたりする人は、一時的な利益は得るかもしれませんが、悪事がすぐばれてしまうの で、結局なにも得にならない。この社会では、個人的なアイデンティティと共に、コミュニティ活動に対する積極的な態度も大事にされています。そのおかげ で、この村の人たちはリスクと負担を分かち合い、耕作のコストを効率よく減らしています。要するに、移動耕作のおかげで、村人の間に緊密な関係ができると ともに、村の資源管理も効率よくできるのです。


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ベンという名の農家の方が、特殊な植物と川からの魚を使って料理を作ってくれました。
ごはんは、竹の茎の内側を使って料理していました。


しかし、持続可能性にかかわる問題も多く発生しています。例えば、最近は政府によるプロジェクトが人気を集めており、移動耕作を諦める人が増えてきまし た。政府のプロジェクトに従事している村人は、幸運な人としてみなされます。しかし、そのような幸運な村人の選定経過、そして給付金や土地の割当てには問 題が起こりかねません。例えば、選定過程におけるバイアスやえこひいきのために、村の一体感が脅かされる恐れがあります。現在村が直面している問題には、 市場経済が大きな影響を与えているといえます。例えば、この地域に台頭してきた商業に関わる問題としては、人々が、土地を所有していても他のモノやサービ スに交換する通貨をもっていないことに気付き始めたことが挙げられます。「商業の世界には皆が魅力を感じているが、それは同時に混乱も招いている」と、ナ ガランドのNPOのメンバーの一人は言います。村の若者には、政府の仕事を得ようと村を出る人も出始めています。その結果、竹の工芸品作りなどの伝統的な 技術の多くが失われつつあります。伝統は徐々に忘れられており、これは残念ながら、これらの村の開発に伴う持続可能性の低い分野といえます。

上 記の問題は、村の若者に対する教育の目的と緊密に関係しています。もっとも大きな問題は、「村の教育の目的はなにか」ということです。村を去り、都会で仕 事を見つけるために知識をつけることが目的なのでしょうか。それとも、若者を村にとどめ、畑仕事をする際にためになる技術や手法を教えることが目的なので しょうか。

村から若者が出ていく問題は、モプンチュケット村だけでなく、昔からある数多くの村々が直面している深刻な問題です。ひとつの 村が試みた方法は、地域に根ざした教育に焦点を当てて伝統的な技術の維持に努める一方で、できるだけ村の規模に適した小さい産業を育成することでした。若 者に対する伝統の教育は、村が古来有する規範の価値を改めて強調するとともに、村そして生態系における「自給自足」と「持続可能性」の概念を再考するきっ かけとなります。これらの村々に若者を呼び戻しそこでの持続可能な発展を促進するのに最良の方法は、村の天然資源とその使い方に焦点をあてて地域に根ざし た価値や商品を創り出すことだと私は思います。

結論として、私はこの短期滞在の間、ナガランドでの生活に関し持続可能性が高い側面も低い 側面も見て参りました。私が観察したすべてのことをここに記すことはできませんでしたが、上記により、私が「持続可能性」の側面から考えたことを端的に示 すことができましたら幸いです。

* インド北東部に住む、ナガ族に属する部族
 

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文化披露デー。私は、特別な衣装を着て伝統的な中国の踊りを披露しました。日本人の学生は
ゆかたを着て「東京音頭」を踊りました。

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 モプンチュケット村の伝統的な衣装を着て。村ごとに、衣裳が少しずつ違うと聞きました。


 

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