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Building the TOMODACHI Generation Programに参加して

氏名: 品川 達宏
国籍: 日本
早稲田での所属: 国際教養学部4年


私は、Building the TOMODACHI Generation Programに参加し、今年の2月の二週間をワシントンDCで過ごしました。以前の交換留学先もワシントンDCでしたので、今回は二回目の滞在となりました。しかし、留学とは違った形でワシントンでの滞在を満喫することができ、この滞在もまた私の記憶に強く残り、忘れられないものとなりました。

Building the TOMODACHI Generation Program(以下BTGプログラム)とはThe Washington Centerと日米研究インスティテュート(USJI)が開始したプログラムです。国内外を問わず活躍できるTOMODACHI世代* のリーダーを育成することを目的としています。この目的のもと、19名の日本人学生と15名のアメリカ人学生が参加し、リーダーシップ、異文化交流、社会問題に対する解決策などを学びました。
 

pix1(1).jpg

ジェファーソンメモリアルの前にて。後ろに小さくホワイトハウスが見えていますので探してみてください。
(筆者は後列右から6番目)


今回のプログラムで特に重要だったミッションは、「異なる個人個人が協力して物事に取り組むこと」でした。参加者は異なるバックグラウンドを持っています。出身大学も専攻も異なり、最終的には、文化背景が異なるアメリカ人と一緒にチームワークをして、プロジェクト提案までしなければいけませんでした。2週間という限られた時間で、私たちはどこまでこの課題に対処できるのか、試されていました。

学生たちだけで、このミッションを達成することは困難だったと思います。しかし、BTGプログラムには、これを達成するためのヒントが散りばめられていました。特に役に立ったのは、自分や他の参加者が持つ強みを発見しようというワークでした。このワークを通して、各人が持っている強みは全く異なり、その異なる強みは、チームワークだからこそ生かすことができるということを学びました。個人で作業をするときは、自分の弱みを自分で埋め合わせなければなりません。しかし、チームワークをするときは、お互いの強みで補完しあうことができます。各個人の強みを最大限に生かして、チームに貢献することが、チームワークを成功させるための一つの秘訣であることを学びました。
 

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会議中の参加者達。このようにして議論を重ねていきました。議論中に、現地で活躍する方々から
アドバイスをもらう機会があり、非常に役に立ちました。


このプログラムのもう1つの重要なミッションは、「アメリカにおける市民社会の構造を理解すること」でした。このミッションの達成のために、現地で活躍する方から市民社会についてレクチャーを受けたり、様々な機関に足を運んだりしました。それらの機会を通して理解を深めるうちに、市民社会の取り組みにおいても、政府、非営利団体、営利企業など様々なアクターが、それぞれの強みを生かして、市民社会の発展に貢献していることがわかりました。つまり、私たちが学んだ、「自分の強みを最大限に生かす」ということは、チームプロジェクトにのみならず、市民社会の発展においても重要な役割を果たしていると言えます。
 

pix3.jpg

お話を聞いた後に、世界銀行の前にて。実はこのとき非常に寒く、撮影が終わり次第、みんな暖を求めて
バスに飛び乗りました。


各個人の異なる強みを最大限に生かすこと。この気づきを応用して、プログラムの集大成である、グループプレゼンテーションに取り組みました。東北復興のためのプラン構築をテーマとし、日本人とアメリカ人混合の5チームで競い合い、現地で活躍する方々が審査員となり勝敗が決められました。当初、私たちのチームは、なごやかに議論が進み、順調なように見えました。しかし、なかなかお互いに言いたいことがうまく伝わらないという壁にぶち当たります。この壁を突破するために、日本人同士で集まり、話し合いました。まず、英語力では劣るため、彼らのペースについていけないという根本的な問題がありました。そこで、私たちは伝えたいことを予め視覚化し、英語力に欠けていても伝わるようにしました。この努力は実り、アメリカ人たちにも伝えたいことを理解してもらえたようで、お互いにより有意義な意見交換をすることができるようになりました。残念ながら、私たちのチームは勝つことができませんでした。しかし、文化的違いを乗り越えアメリカ人と協力してプロジェクトに取り組み、かつ彼らとの絆を得られたことは、何物にも変えられない貴重な収穫だったと思います。
 

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コンペティション後に。私たちのチームは、プレゼンテーションのためにオリジナルのTシャツを作り、
それを着用しています。


改めてBTGプログラムを振り返ってみて、2週間という短い期間ではあったのにも関わらず、多くの経験をしました。チームワークを育むために山奥でアスレチック体験をしたり、ワシントンで働く人と交流をしたりと、日本ではなかなかできない経験もしました。この2週間が充実していたことは、写真に写る参加者の表情からも明らかです。このプログラムを通して、異文化理解の方法を模索、実践に移せたことはもちろん、市民社会に対して、私たちができることは何なのか、またそれをどう実現すればいいのかを学びました。また、アメリカで働く多数の日本人の方々と交流する中で、私たちも、世界規模で活躍する人になりたいという思いをさらに強くしました。このプロジェクトで学んだこと、そしてさらに強くなった思いを忘れずに、今後も参加者同士で刺激を与え続け、前進していきます。
 

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屋外アスレチックで奮闘する参加者達。

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ネットワーキングレセプションにて。多くの人が参加し、参考になるお話をたくさん聞くことができました。

最後になりますが、プログラム中に私たちをサポートして下さった皆様、特に、この機会をくださった、The Washington CenterとUSJIの皆様、スポンサーとしてご支援をくださった、TOMODACHI イニシアチブ、トヨタ自動車株式会社、三菱商事株式会社、日立製作所、モルガン・スタンレー社(以上敬称略)、そして私を早稲田大学の代表として選んでくださった、早稲田大学留学センターの皆様に心より御礼を申し上げます。


*TOMODACHI世代
「TOMODACHI は夢を持ち、その実現に向け計画を立て、実行する日米の将来の世代、すなわち互いの文化や国を理 解し、成功と社会への貢献に必要な世界中で通用する技能と国際的な視点を備え、日米関係の将来に深く関わる 「TOMODACHI 世代」の育成を目指しています。」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/pdfs/usjapantomodachi.pdf
 

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