
氏名: 鈴木 昭太
国籍: 日本
早稲田での所属:
政治経済学部 政治学科3年
サマーセッションに応募した理由
私がサマーセッションに応募した理由は、留学前後の自分の変化を確かめたかったからです。私は1年次から留学センター設置科目を受講していましたが、当時は語学力に自信がない上に、ためらうことなく意見を発表するという雰囲気にも慣れていませんでした。そのため、海外からの留学生たちと議論をする際に思うように貢献できず、悔しい思いをしました。1年間の交換留学を終えて、自分は留学前と比べてどの程度変わることができたのか、一方でまだ足りないものは何なのか、それを見極めてやろうという思いがサマーセッションに取り組む際の原動力でした。

サマーセッションの感想
私はサマーセッションを通じて、上記の自分の目的を達成するだけにとどまらず、たくさん貴重な経験をすることができたと感じています。私は政治学のクラスとビジネスのクラスを受講しましたが、どちらのクラスもフィールドトリップやゲストスピーカーによるレクチャーが活用されていて、非常に充実した授業でした。たとえば政治学の授業では、フィールドトリップで国会議事堂を訪れました。フィールドトリップ当日は本会議場などを見学するだけではなく、古川元久衆議院議員とのディスカッションセッションがありました。現職の国会議員と日本の政治課題について議論できる機会は非常に貴重なものだと思います。さらに、海外からの留学生たちが古川議員に積極的に質問している姿を見て、もし自分が外国の議員と議論をする際に、彼らと同じように質問ができるくらい、海外の政治に関心を持つことができているだろうかと感じ、大いに刺激を受けました。

ビジネスのクラスにおいても、起業家として活躍されている早稲田大学OBの尾形太陽さんがゲストスピーカーとして来てくださり、知らずのうちに起業という選択肢を除外していた自分に気づき、自分の将来について再考するきっかけになりました。
また、私が受講した2つのクラスに共通していえることは、グループワークを通じて海外からの留学生たちと協働する機会が多いという点です。グループプレゼンテーションの準備のために授業内外で議論を重ねたので、それを通じて互いの意見や価値観を深く理解することができました。
サマーセッションで出会った留学生とは、授業以外においても交流しました。私の場合は、授業の後に早慶サッカー定期戦を一緒に観戦したり、一緒にご飯を食べに行ったりして親交を深めることができました。何らかの理由で日本に興味を持ち、サマーセッションに参加している学生たちなので、日本人の学生としても共通の話題を見つけやすく、すぐに打ち解けることができたのだと思います。このように、海外からの留学生と仲を深めることができる点もサマーセッションの魅力だと感じました。