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    9. ASIAN STUDENTS ENVIRONMENT PLATFORM 2012 日中韓三カ国の学生による環境に関するフィールドスタディ
    10. Universitas21 Undergraduate Research Conference 2012 の感想 ②遊び
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Blog:Sep, 2012

ASIAN STUDENTS ENVIRONMENT PLATFORM 2012 日中韓三カ国の学生による環境に関するフィールドスタディ


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中国の清華大学と韓国の高麗大学、そして早稲田大学の学生計60名が、公益財団法人イオン環境財団(岡田卓也理事長・本学校友)が主催する第1回日中韓学生交流環境フォーラム(Asian Students Environment Platform 2012: 通称ASEP)に参加しました。

 早稲田環境塾の原剛本学名誉教授をアドバイザーに迎え、「日本文化を通して環境を考える」をテーマに、東京・埼玉・岩手・京都の4都府県でのフィールドワークを主とした7日間の合宿形式のプログラムを組みました。最終日には本学にて成果発表会が行われ、3大学で編成されたグループ発表では「温故知新」「中庸」「畏敬」など、興味深いキーワードが選定されました。

主なプログラム

  • 8月17日(金)<東京> 開講式
  • 8月18日(土)<東京> フィールドワーク(都庁)、記念講演(東京都市大学 涌井史郎教授)
  • 8月19日(日)<岩手> フィールドワーク(田野畑村)、記念植樹、植樹林「思惟の森」視察
  • 8月20日(月)~22日<岩手、京都> フィールドワーク(中尊寺、毛越寺、貴船神社、金閣寺、鞍馬寺)
  • 8月23日(木)<東京> 成果発表、修了式

 フィールドワークでは東日本大震災で被災した岩手県田野畑村を訪れ、津波の語り部から震災時の体験談を伺い、上机莞治村長からは村としての地域復興の状況を学びました。また同村の自然大学校にて学生たちは植樹を行い、本学が50年以上に渡って活動を続けている「思惟の森」を視察しました。イオンレイクタウンの視察では、ハイブリットガスエコシステムや海のエコラベルなど、イオンのショッピングセンターでの環境に対する取組みを学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都では貴船神社において高井和大宮司から神道に内在する環境思想を学び、丸山弘子早稲田環境塾講師から神仏習合思想について学びました。また世界遺産である金閣寺を訪れ、華やかな日本文化を肌で感じました。鞍馬寺では、信楽香人貫主から仏教の環境思想を学びました。

 修了式では、原剛名誉教授から、未来の環境政策を担う本フォーラム参加学生への講評として、「Imaginationを大事にしてほしい」というメッセージが伝えられ、大盛況のなか閉幕となりました。本フォーラムを通じて、学生たちは国境を越えて友情を深め、国家間の政治問題を超えて議論を行い、環境政策立案のヒントとなる新たな視座を獲得していました。参加した学生たちが将来の環境リーダーとなってくれることを期待します。なお、本フォーラムは今後10年間継続される予定です。

リンク

イオン環境財団
早稲田環境塾

以上

Universitas21 Undergraduate Research Conference 2012 の感想 ②遊び

Profile
氏名: Alvin Ip
本属大学: University of British Columbia
Universitas 21 Undergraduate Research Conference 2012の発表者
 

URCr.jpgのサムネール画像



勉強とは別の学び(「遊び」)

会議でみなさんのプレゼンを聴く以外に、学ぶ機会が沢山ありました。早稲田大学の会議を計画したみなさん
が、プレゼンの前に丸一日東京を観光できる日を設けてくれたのです。これはすごく良かったと思いました。
まず最初に、浅草寺へ行きました。浅草寺の境内には老舗の日本のお店があり、様々なお土産に見とれました。
浅草は古い建物の保存で有名だということを学びました。
そして、第二次世界大戦の大空襲により、50年以上前の建物は東京には少ないということも学びました。
朝ごはんにはあんまんを買ってみましたが、とてもおいしかったです!

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東京にある神道の寺、明治神宮に行ったのも印象的でした。日本から生まれた神道という宗教は、
日本人の生き方に根付いているという事を学びました。寺は「神」のために作られるが、「神」は人々、
自然、動物等、様々な場所に存在している。明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后に捧げられています。
気になったので明治天皇が現代日本にどう貢献したか、その場で読みました。伝統的継承により天皇
になった時はまだ15歳。彼は日本をすごいスピードで変え、近代国家に導いたことで有名です。実際
には象徴的な役割しかなかったのですが、自国に尽くす姿は日本国民から畏敬されました。明治神宮
の周りの森が実は人工的な森だと聞き、とても興味を持ちました。日本中、そして海外からも、
10万本の木が寄付されているのです。

URCam.jpgのサムネール画像



こういった様々な場所へ行くことによって、日本の歴史、文化、考え方、生き方についてもっと理解が
広がった気がしました。会議の前には何もわかりませんでした。人の歴史を学ぶことは、相手のことを
もっと理解することに繋がるので、とても大切だと思います。
U21 URC参加者と丸一日過ごすことによって、沢山の名前、顔を覚え、友達が増えました!とても
しっかりと計画された東京観光は素晴らしい会議の始め方で、私たちに繋がりを作る機会を与えて
くれました。
様々な国の人々が集まると、必ずと言ってよいほど、素晴らしい勉強と繋がりの機会があります。
夜のイベントに参加することによって、学習(朝と夕方)と遊び(夜)のバランスがよくとれました。沢山
のU21 URC参加者と話すことができて、世界中からの友達ができるのはとても楽しかったです。
会議から2週間が過ぎた今、U21 URCで出会った沢山の友達とまだ連絡を取り合っています。私は
今香港にいて、香港大学からの参加者のみんなと近々同窓会をします!交換留学を検討中の
学生たちからは、UBCやバンクーバーの住み心地等について質問されたりします。

未来

U21 URC 2012でプレゼンをできてとても光栄です。貴重なご意見をいただき、とても感謝しています。
頑張って自分のリサーチプロジェクトを続ける動動機づけにもなりました。U21 URCでの素晴らしい
思い出はずっと大切にしたいと思います。
会議が終わったからといって、勉強が終わるということはありません。今年の夏は、他の文化を学び、
世界的展望を持つことになり、自分を成長させたいと考えています。会議が終わってから日本に
1週間残り、箱根と京都を観光しました。そして今は2週間香港にいます。最後には台湾へ行きます。
この経験を通じて、個人的に、そして生徒・研究者として成長したことは明らかです。研究をするだけ
ではなく、しっかりと伝えることにより、周りが学び、恩恵をもたらすことも大切だということを学びました。
こうして国際的研究会議に参加した経験を語ることにより、ほかの学生も国際的な勉強と研究の道に
進むモチベーションになれたら光栄です。

 

Universitas21 Undergraduate Research Conference 2012 の感想 ①ハードワーク

Profile
氏名: Alvin Ip
本属大学: University of British Columbia
Universitas 21 Undergraduate Research Conference 2012の発表者

 

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まとめ

早稲田大学主催のUniversitas21 Undergraduate Research Conference (U21 URC) 2012で
University of British Columbia (UBC)の代表として参加できたのがとても嬉しく、そして誇りに
思っています。U21 URCに参加し、私の研究を世界中の方々にプレゼンできたのは忘れられない、
とても素晴らしい経験になりました。この会議はあらゆる分野で私の期待を超えました。

この5日間の経験で、みんなのプレゼンを聞き、ほかの方々と交流することを通して様々なことを
学びました。重要なプレゼン能力を身に着け、自分の研究に対して基調な意見をいただき、世界中
に新たな友達ができました。これら全ての経験が、生徒・研究者としての私を、個人的に、そして
プロとして成長させてくれました。医師・科学者を目指している私にとって、U21 URCへの参加は
重要な飛石になったと信じています。

 

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会議で学んだこと(「ハードワーク」)

まずU21 URCの発表を通じて、会議で学んだ学問的部分に焦点を置いて話したいと思います。

様々な分野の話を聞いて学んだ新しい知識について書きます。日本が原子力を使い始めた
理由についてのプレゼンで、科学者は世論を左右できることを学びました。そして、大人数が
集まるとムーブメントが起きること。大きな動きはコミュニティー、町、国、社会の仕組みを大きく
変えることができる。科学者としては、新しい知識を作り出すだけではなく、正しく理解され、
利用されるところまで努力をする必要があるということを学びました。

政治教育についてのプレゼンでは、シチズンシップとは個人と社会を相互的に繋ぐものであり、
義務と責任が中心となっているという事を学びました。社会やコミュニティーの中にシチズンシップ
を成立させるには、社会・政治・政府への参加を奨励する必要があります。私は、ボランティア、
クラブや課外活動への参加、さらに新たなイニシアチブを生み出すことが、シチズンシップを
強化させる良い方法だと思います。人々が、それぞれの夢を追い、才能を利用できる環境を
作ることにより、Win-Winの関係を作ることが出来ます。

「未来へ繋ぐ」ことがテーマの集学的会議であったこともあり、一つのプレゼンで学んだ内容が
ほかに繋がることがわかりました。たとえば、3つの異なる大学出身の学生3名のプレゼン。
シチズンシップの大切さを学んだあと、腐敗に関するプレゼンを2件聴きました。Caseyは、
腐敗は政治的安定につながるという、議論の余地のある仮説を語っていました。彼女曰く、
地方公共団体に権力を与えると、腐敗は増えるが暴力は減る。なぜなら、新たに権力を持った
人々は安定を求めるからです。しかし、史実をこうとらえることに私は同意できません。
シチズンシップについて学んだことから、沢山の人々が積極的に政治に参加し、社会に貢献
することから安定が生まれると考えます。しかし、腐敗は大目に見るべきものではなく、容赦する
ことはできません。権力と共に腐敗が起きることがあるので、起きる前に止める段取りが必要で
あります。次のプレゼンが、腐敗を防ぐための方法に焦点を当てたのは素晴らしかったです。
若いうちに良いシチズンシップを教育することは、未来の腐敗を防ぐかもしれません。一つの
例は、インドネシアの小学校でよくあるHonesty Canteenです。生徒は店員のいない売店から
自由に食べ物を持って行けて、予算のバランスが崩れない努力をするよう要求されます。売店
が倒産し、食べ物を補充できなくなると、学校の売店は閉店してしまいます。素直ではない行為
をすることによって困るのは、長期的に見ると生徒のほうになります。

そして、さらにほかと内容が繋がるプレゼンが続きました。子供は頭もやわらかく、言われたこと
を信じやすいので、上記の手法が成功する可能性はあります。しかし、Arunが指摘したように、
彼らは間違った考えも信じやすい可能性もあります。彼らをターゲットとした宣伝・広告から
法律的に守るべき、とのことでした。しかし、常に変化する世間の状況に反応できるために、
法律には柔軟性、適応性が必要です。

現代社会では、国際化と交通手段の進化により観光をする人が増えました。7人に1人は毎年
旅行に行っている事が判明しました。しかし、観光は諸刃の剣です。政府による予算配分を変え、
庶民の生活と、環境に変化を与えています。今年は1ヵ月半も観光客である私にとって、責任を
持った持続可能な観光についてのこのプレゼンは衝撃的でした。今年の夏、持続可能な観光
についてどんな責任を持つべきか頭に入れながら、日本、香港、台湾を旅行します。

ほかにも沢山学びましたが、残念ながら全てについて書くことができません。しかし、U21 URC
で素晴らしいプレゼンを聞くことにより、自分の分野以外について沢山の新しいアイデアに触れる
ことが出来ました。また、観光等、直接的に自分に関係する話も聞くことができました。

 

URCac.jpg

 

知識を得るだけではなく、自分のプレゼン能力の向上の仕方も学べた貴重な経験でした。合計
37個のプレゼンを見ることによって、話を聞くよりもパワーポイントのスライドを読むほうが楽
ということがわかりました。しかし、スライドと発言がマッチしない時は、とても理解することが
難しくなります。なので、「読む」と「聞く」が同時にできる時、一番効率的にプレゼンができる
ということを学びました。一番よい発表者は、ガイドするかのようにスライドを見せ、スライドに
書かれているキーワードを口頭で読み上げ、そこから話を広げていました。スッキリとした
シンプルなパワーポイントスライドであることがわかりやすくするためには重要です。あとは、
最後は強い発言で締めること。プレゼンの最後の言葉を聞いたオーディエンスの気分がよく
なると、よいエンディングです。これを実現する方法はいくつかあり、知識、ポジティブシンキング、
プラス思考、またはお礼という方法があります。

質疑応答の時に緊張すると悪い癖が身に付く可能性があることも気付きました。発表者が
あまりにも緊張し、早く回答したいために、質問している人の話を途中で切ってしまうと失礼だと
思いました。なので、質問者の話が完全に終わるまで中断したり話し始めないことを覚えておく
ことにしました。回答するときは、発表時と同様、ゆっくりと、明確に、アイコンタクトを取りながら
話す。よい答えとは明確で、簡潔で、直接的に質問に答えているものです。

この会議でプロとして正しい質問の仕方も学びました。まず、質問する前にプレゼンをほめること。
とばされたトピックや、発表者が詳しく話す時間がなかった項目について訊くのはお勧めです。
自分がもっと学べる上に、プレゼンターも喜んで自分のプレゼンを最後まで話すことができます。

様々な大学の教員・職員から頂いたコメントを共有します。ある先生は、プレゼンのわかりやすさを
重要視し、僕もそうだと思いました。自分がプロジェクトに対して具体的に何をしたか伝えることも
大切と仰っていました。大きいチームでのプロジェクトの時は特に重要です。これによって信用性
が生まれ、発言に説得力が付きます。

研究に様々な形があるという事実は、学際的な会議だからこそ学べたことだと思います。美術と
文学では、精読が必要。社会科学では民族誌学やインタビューは情報収集にとても大切です。
私がまだ経験の少ない科学では、科学的方法に沿ってリサーチされます。

この会議に参加することによって、自分のプロジェクトがより自分のものになった気がします。
U21 URCの国際的で多国籍のオーディエンスの前でプレゼンをすることで、私のリサーチの
「コミュニケーション」部分を磨くことができました。10分間のプレゼンの準備をすることにより、
研究で一番大切だった部分に集中することができました。もちろん、どんな質問をされるかわから
ないので自分のプロジェクトを隅から隅まで理解する必要がありました。このリサーチプロジェクト
を続けて、自分で決めた未来の道へ向かって進むモチベーションにもなりました。

U21 URCへの参加は自分を成長させる貴重な機会でした。様々な切り口からの最先端なリサーチ
を学びました。みんながそれぞれの発見を、世の中をもっと良くするためにどう考えているか知ることが
出来ました。私は医師・科学者を目指しているので、U21 URCから学んだことは、現在と未来の
リサーチを自分の中で診療に変換し、患者の身体を健康にすることでしょう。

人生設計とは?~司法試験から画家になるまで~

Profile
氏名:田中 拓馬
国籍:日本
東京都出身の画家
1977年 東京都生まれ
1996年 千葉大学中退
2001年 早稲田大学法学部卒
2003年 絵をはじめる
以来、国展をはじめ数々の絵画展で入選。現在は埼玉県のアトリエを拠点とし、ニューヨークでのギャラリー出展や上海での個展を開催。

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さいたま市のアトリエにて

どんな学生時代でしたか。司法試験の勉強から画家を目指したきっかけは?

早稲田大学に入学する前は立花隆氏のような学者に憧れて、東京大学を受験しました。しかし入学は叶わず、その後、早稲田に入学してからは1、2年生の時はサークルやアルバイトをしていました。法学部の水島朝穂教授の『憲法』という授業に感銘を受けて、3年生の頃には弁護士になるために司法試験の勉強を本格的に開始しました。同時に、ベンチャー企業を中心とした就職活動もしていましたが最終面接までは進むものの、弁護士になるのが本命であったので、それを理由に落とされてしまいました。
司法試験は2回受けたのですが、結局合格することができませんでした。2回目に落ちた時にはすごいショックで精神的にも苦しくなり、心療内科に通い始めました。その時に治療のひとつとして出会ったのが絵です。絵を描いてみると先生にほめられたのです。それがきっかけとなって、まずは週3回、ユザワヤのカルチャースクールで基礎を学び始めました。25歳の頃です。その後、入選するまでに10年はかかると言われていた県展に出品したところ、絵を始めて半年後に入選することができました。


ニューヨークや上海など、海外での活動について教えてください。

しばらくは国内で活動をしていましたが、2008年のリーマンショックで日本の景気が悪くなったことをきっかけに、海外に進出するようになりました。ニューヨークでは絵を片手に100軒以上のギャラリーを訪問しました。ここでは通常、エージェントを通すのが普通なのですが、当時はそれを知らなかったので、自ら売り込みに行きました。苦労に苦労を重ねて、最終的に一店のギャラリーで委託契約販売をお願いすることができました。
上海ではギャラリー街があると聞いて、そこを頼りに行ったわけですが、有名画家の模写作品が沢山並んでいて、その隣に自分の作品を置くという話でした。私の絵は小さいのですが、値段が10倍くらいする。お客さんが来て買ってくれるのはどっちだろう?というと、偽物の安い絵を買っていく。僕の絵は売れない状況だったのです。そこで、タクシーでギャラリーを探し始めました。何もネットワークがない状態でしたので、タウンページで一から探して、80店舗のギャラリーを訪問しました。そんな中で、出会ったのが今お付き合いをしているギャラリーです。オーナーは日本で漆の修行を積んだことのある方で、私が苦労して日本から来ていることを理解してくれました。2010年に1回目の個展を開催しました。全館貸切700坪の会場に70点の作品を展示できる大規模なギャラリーです。1回目は日本のファンの方々が中心でしたが、2回目、3回目からは中国人のファンが増えるようになりました。
 

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上海での個展オープニングの様子

今後のキャリアパスについて教えてください。

アジアを中心に活躍していこうと思っています。現在、香港と北京のギャラリーとも契約をしています。2年後には活動の拠点をカナダのバンクーバーに移したいと思っています。僕の場合、アートビジネスに興味があるので、お客様にどうやったら絵を買ってもらうかを洋書のビジネス書を取り寄せたりして、研究を続けています。僕は銀座や浦和の路上で絵を売るところからスタートしています。早稲田を出ましたが、絵に関しては何もないところから始めていますので、非常に厳しい世界です。ただ、絵を書く方法は変わらないのですが、売る方法は変えられるのです。絵がうまいだけでは成功するとは限らない。ビジネスセンスも必要だと強く感じています。


早大生へのメッセージ

僕の場合、絵の背後には生きるということがあります。どういう人生を生きるかを決めることが大事です。「どうやって人生を設計して生きていくか?」を大学では教えてくれません。それを知るためには例えば死生観や仏教、儒教を学ぶこともひとつです。僕の場合はあくまでもそれらを見据えた上での手段が「絵」です。つまり絵は主役ではなく、自己表現なのです。
学生時代はたくさん時間がありますので、普段聞けない方の話をたくさん聞いたほうがいいと思います。今は失敗を恐れて失敗をしない人が多いです。僕はこれまでたくさんの失敗を重ねてきました。失敗することが重要です。失敗するからこそ、先に進む。それが人生の宝物になると思います。

 

田中拓馬氏ホームページ

http://tanakatakuma.com/top.html

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